NRK全国教職者会参加訪問記

 ソウルの仁川空港から日本まで、天候が曇りの中で沖縄の那覇空港に到着したとき、私たちは、まるで天使たちに逢ったような、輝かしい光が空港の出口で輝いているのを見ました。それは、慈しみ深い姿の粂井先生と、通訳に労苦してくださった美しい梁先生、そして(休暇で沖縄に来ていた)札幌教会の信徒のみなさまが歓迎してくださった祝福の光でした。少し時間が経ち、今度は隣の家のやさしいおじちゃんのような方々がいらっしゃいました。私たちが首を長くして逢えることを楽しみにしていたNRKの牧師先生たちでした。そのとき、私たちは主にあって近い、本当に近い兄弟姉妹であることを深く感じたのです。 一緒に奉げた礼拝、一緒に分かち合った時間、この全ての日程が今回の主題である「平和」、As peace make!に向けた真実な努力であることを、今回心深く刻むことができました。私たちは弱い人間でありますから、完全な平和を実現することは難しいです。けれども、平和の王でおられるイエス・キリストを通して実現することができる、このことを再び思い起こされたときでした。沖縄は「外地」、本土は「内地」、私たちは「外国人」!この世的で政治的にはそうかもしれません。しかし私たちは、「見よ、兄弟が共に座っている。なんという恵み、なんという喜び。」(詩編133編1節)と言われるように、主にあって一つです。ですから、NRKとLCKの宣教の使命がもっと広がるように祈っています。  もうそろそろ帰るときが近づきましたけれど、帰りたくありません。NRKの先生たちと信徒のみなさんがあまりにも親切で暖かくしてくださったからです。このことを胸に深く刻んで帰り、韓国の教会に必ず知らせるようにします。 オム先生が、今回招かれた韓国の牧師たちのほとんどが若者であると紹介してくださったとき、私たちは、私たちの一生涯の中で担うべき使命がどのようなものであるかを深く考えさせられました。 平和のために、恨之地(はんのち)沖縄の現場で見せられた日本の教会と人々の厚意に、韓国人である私たちは頭をさげ感謝をささげるばかりでした。日本と韓国と分けずに、両国の教会が逢う機会を増やして行くことを願っています。平和のために福音を伝えようと努力しているNRKの粂井先生をはじめ牧師先生のみなさま、信徒のみなさま、そして忘れられない沖縄教会のマイケル先生と教会のみなさまに感謝をささげます。In Jesus Christ.

LCK(韓国ルーテル教会・Lutheran Church In Korea) 韓国牧師一同