LCK 第44回定期総会

 このたび韓国ルーテル教会(LCK)より招待を受け、9月28日夜より10月1日にかけて、清水臣教団議長、斎藤衛宣教総主事、梁熙梅師、江本の四名で韓国を訪問してまいりました。目的の1つは、9月29日~30日ソウル市内にあるLCK本部で開催された第44回定期総会への出席で、「キリストのみ」という総会テーマのもと、今回は清水議長が開会礼拝でのみことばの取り次ぎをいたしました。式では、LCKキム議長の発案で用意された、2017年の宗教改革500年に向けた両教団共同の歩みを象徴するデザインが施されたストールを両議長が着用して行われました。 もう一つの目的として、総会後の10月1日午前中に、LCK執行部との協議のときをもちました。この場では、特に日韓宣教協力協定にもとづいて現在進められている宣教師派遣・受け入れプログラムに関する経過報告と今後の展望について意見交換を行いました。李宣教師は来年4月からNRKの地域教会での働きに就くために、日韓宣教協力委員の指導のもと、現在日本語の研修と地域教会での研修を継続しています。どうぞ皆さまのお祈りに覚えてくださり、李先生とご家族の歩みとその働きをお支えいただきたくお願いいたします。また、2017年の宗教改革500年に向けた共同の取り組み(合同の教職者会、信徒大会、ユース大会等の可能性)についても意見交換を行い、その具体的な計画立案と推進のために、両教会の委員による定期的な会合の機会をもっていくことも確認されました。加えて、今後NRKとLCKが協働してどのようにアジア地区における宣教に寄与していけるかということも課題提起されています。  今回の訪韓の中で、キム議長が「私たちは互いに近くて遠い国から、本当の意味で、近くて近い国になっていきましょう」と言われたことを印象深く受け止めました。その歩みを導いてくださる主の恵みと祝福とを切に祈るものです。

教団事務局長 江本 真理