宣教する教会 ~沖に網を降ろしなさい~

 第4回全国伝道フォーラムが神さまの導きと恵み豊かさの中で無事に終わることができました。参加されたみなさま、またみなさまを送り出してくださった各々の教会の働きが、この機会を通して宣教への情熱を燃やす働きへと導かれますように祈ります。 伝道フォーラムの初日は、関東の道路事情に巻き込まれることもなく、着々に集まり、教会紹介の後、前回の旭川でのフォーラムでも試みた「テゼの祈り」をもって開会礼拝を行いました。神学校で体験したことを生かして、深い祈りへ導かれることを願いましたが、多少足りないこともあったと思います。  続いて2日目は、韓国ルーテル教会議長のオム・ヒョンソプ先生に韓国キリスト教と韓国ルーテル教会の宣教の働きについて講演をしていただき、午後は「もしキリストがサラリーマンだったら」の著者の鍋谷憲一先生に講演をしていただきました。夜には、雨が降らないことを祈ってきたVYMのみなさまの協力のもとでキャンプファイヤーが行われ、みんなで火を囲んで暗い中で讃美歌を歌うのも、久々のことだったのではないかと思います。 そして、2日間の学びを分かち合うときが出来たのは、3日目の午前中でした。しかし、もう少しグループに分かれて分かち合いをしたかった、もう少し各々の教会が置かれている事情などをこの時に聞きたかったなどのご意見が多くあり、他のやり方でプログラムを組んだ方が良かったのでは…と、終わってから振り返ると欠けていた部分が多かったことに反省させられます。 たったこの3日間のために北海道や新潟や関東のあらゆる地域から集まってこられたみなさまの期待に添えるようなプログラム作りではなかったのかもしれません。特に今回は関東地区サマーキャンプを兼ねるような形でのフォーラムでしたので、フォーラムとしての性格も薄かったと思います。けれど、遠くから集まってくださったみなさまの情熱を神さまは用いてくださり、「深いところに網を降ろしなさい」との主イエス・キリストの言葉は生きた言葉となって、お土産として持参されたのではないかと思います。 3日間、讃美のリーダーや朝の礼拝などを担当してくださった皆さまに感謝します。 プログラムの最後の閉会礼拝では、粂井教団議長よりみことばのメッセージを聴き、聖餐に与りました。閉会礼拝の献金は、韓国ルーテル教会がソウルに新しく建築中のビル建築献金として用いていただきます。101,000円でした。感謝いたします。 三年後、新潟でお逢いできることを楽しみに待っています。

実行委員長 梁 熙梅