韓国ルーテル教会との宣教協力の推進

  • 神学教育の現場における両教団の交流を推進する。
  • 韓国ルーテル教会の教職者が日本ルーテル教団で働く可能性を模索する。
  • 両教団の教職間・信徒間・各地域教会間の交流をさらに推進する。
去る5月3日~4日に日本ルーテル教団第15回定期総会が、東京の晴海グランドホテルで行われました。3年に一度の定期総会です。新たに選任された教団書記が総会には出席しておりませんでしたので、事務局より報告をさせていただきます。  今回の総会には、韓国ルーテル教会(LCK)よりオム議長、カン副議長、ソル宣教教育局長もゲストとして参加してくださいました。総会の開会礼拝では、オムLCK議長の「キリストの体として宣教する教会」と題した説教によって、みことばによる養いをいただきました。 その後、教団議長の挨拶と点呼の後、議長団・書記団・議事運営委員・選挙管理委員を選出いたしました。つづいて、議事運営委員会の提案により議事日程を承認し、それに基づき今回の総会が行われました。 はじめに、諸報告がなされ、質疑の後、総会はすべての報告について承認いたしました。 諸報告の後、第一号議案の「今期3年間の宣教の件」(提案者=教団常議員会)の提案と審議がなされました。 今期三年間の私たちの教団の宣教主題を、前期に引き続き「キリストの体として歩む教会」とし、主題聖句としては、コリントの信徒への手紙1 12章26節「一つの部分が苦しめば、すべての部分が共に苦しみ、一つの部分が尊ばれれば、すべての部分が共に喜ぶのです。」を定めました。 提案の際に、教団常議員会より教団の現状が話され、地域教会同士が互いに痛みを負い合い、足らざるところを補い合い、助け合って歩むという、キリストの体としての教会の本来の姿に立つことが、私たちの教団の現在と将来のためにどうしても必要であることが説明されました。 具体的には、複数教会共同宣教・共同牧会の実践及び信徒と教職の協働が今後ますます必要となることを確認いたしました。そして、このことを進めていくためには、何よりも、私たち教職も信徒もともに、信仰に導かれた初めのころの思いへと立ち帰り(悔い改め)、一緒に聖書を読み、祈り、讃美するという私たちの信仰の基盤を大切にすべきことを心に刻みました。今期3年間で韓国ルーテル教会との宣教協力をますます進めていくことも承認いたしました。