牧師室

七夕

体の中でもっとも見知らぬ部分、 それは、背中。 まず、意識から遠いところであり、 意識して近寄ろうとしても自由に目と手が届かない。 まるで、他人のように。 しかし、どんなに威張っていて、偉い人でも、 背中にその人の人生が…

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訪れ

屋根の上で全身を揺らしながら騒ぐ風 それは、何かを一所懸命に訴えるようで、 勢いを落とさないその一所懸命さに目が覚めた。 いろんなところで雨の被害に遭っている人々が、 どうか安全に守られますように! あなたの僕への仰せの…

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選び取り

私の前に命と幸い、死と災いが置かれるなら、 私は、言うまでもなく命と幸いを選び取るであろう。 しかし、私の前にいる人からは、弱さばかりが目に付く。 もう少し自分に寄り添うようになって欲しいとか、 以前、傷つけられたことと…

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知恵

ある人が海におぼれた。 その彼のところに一隻の船がきて彼を助けようとした。 しかし彼は、「大丈夫、神が私を助けにすぐ来てくださるから」 と言って断った。しばらくして、もう一隻の船がきた。 そのときも彼は、「神はすぐ来て私…

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愛を着る

魚は水の中で息をして生きている。 人間は水の中で自力で息をすることはできない。 外から酸素を供給されなけえば、5分で死んでしまう。 しかし、水の中で息ができる方法を私たちは知っている。 それは、頭を上げて、心を上に向いて…

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約束

  「おもちゃを買って」とねだる子どもに、「わかった、考えてみる」と返事をすると、 買ってくれる約束だと信じて喜んでいた。 しかし、同じ繰り返しが三、四度以上過ぎると、「わかった、考えてみる」は、 否定の意味と…

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相思相愛

やっているということを意識してしまうとき、 やっていることの量を感じ、重くなってしまう。 人に何かを差し出すとき、上げたと思うと、 見返りを求めるようになる。 ただ今やっていることを楽しむ、 仕事としてではなく、今日やる…

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知恵

クロゼットの前で時間を費やすときが度々ある。 かかっている服をただ眺めているとき。 何を着ればいいか選べないときである。 ところが、その中に、 いざとのときに着るべきものはない。 必要以上に持っているとき、 持っているも…

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今ここに

時間の奴隷となって働き、それを当たり前に生きる現代の私たち。 時間に捕らわれる生き方は、死者の中を生きる生き方。 その中では、古くされ、廃れ、老い、朽ちゆく。 虚無感だけが大きく場を取るのである。 流れる時間ではなく止ま…

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関係

時には、外から加えられる力によって、 握っていたものを手放すことができる。 え?、はっ?、ホッと! しかしそれは、思ってもいなかった恵み。 外からの助けはありがたい。 だいぶ、軽くなった。 いつでも飛べるほどの身軽さ、虚…

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