みことば

ゆるし

人は、日々、ゆるしを生きるように招かれているのに、その招きを拒絶する。自分を傷つけた人をゆるしたくないのだ。ゆるしてしまえば、損するような気がして、相手への憎しみを手放そうとしない。ゆるしは、ゆるす人のために備えられた神…

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聖霊

「聖霊の息づかいに励まされながら、私たちは気づいているでしょうか。聖霊が私たちの中で働いておられるということ、私たちを揺り動かし、闇から光へと導きだしておられるということに。聖霊は、わたしたちの存在を常に方向づけます。そ…

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幼稚園児の学びのために造られた小さな公園には、今いろんな果実が実っている。レモン、みかん、柚子、そして私の大好きな柿も。今年は、小さな柿の木に大きな実が3個。今朝、最後の一個が牧師室に届けられた。「熟しすぎているけれど……

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聖餐の恵み

コロナ禍の中、教会に来られないお年寄りの所を、聖餐をもって訪ねると、「思いもかけない恵みにあずかることができて、本当に嬉しかった。もうあずかれないと思っていた」と、聖餐にあずかった喜びを表してくださる。礼拝に来られなくな…

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クッキー

『婦人之友』を創刊した羽仁もと子によって育まれた女性のネットワーク「友の会」では、お菓子やパンを完成させるまで何度も作る練習をするという話を教会の方から伺った。売るためにではなく、家族が食べるものなのに、プロ級になるまで…

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りんご

最近、朝一番に食べるりんごに関心を寄せて食べる瞑想をしている。つるっとした皮が舌に触る感覚、噛んだときのさくっとした大きな音、果肉から流れ出る果汁の豊かさ、それは甘みと酸味を豊かに含んでいる。果肉が崩れる音やのどから流れ…

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婚礼の服

婚礼の服 マタイによる福音書22章1~14節 お招きを受けるということは、嬉しいことです。家庭の食事の席に呼ばれるということは、その人の存在が肯定されているということです。ですから、キリスト教の伝統の中で大切に受け継がれ…

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無邪気さの力

台風のために低気圧が近づいていたせいだったと思うが、数日前から元気がなく寝てばかりいた愛猫に、今朝、冷たい鼻先を鼻につけられて、びっくりして目が覚めた。まだ真っ暗な時間帯。気温が下がって冷えてきたために、「布団の中に入れ…

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愛か執着か

今日は珍しい光景に出会った。公衆電話。思わず写真を撮ってしまった。多くの人に愛され、大切な役割を果たしてきたもの。昔、あの受話器を手にしてお金が落ちる音を聞きながら、キムチの作り方や韓国のおかずの作り方を母に聞いていた。…

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神々しい時

この頃、朝一番のトイレ訪問は、神の臨在に出会う神々しいときである。隣の家の庭にある二本のキンモクセイの木から放された香りが、夜の間、牧師館のトイレにまで入ってきて、部屋中に満ちている。コロナ禍の中で、ソーシャルディスタン…

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