人も自然の一部

降る雨が、自分がいる部屋の屋根の上で音を出している。隣の家の屋根は雨に濡れてしっとりとして見える。雨が屋根にぶつかる摩擦音の響きも、雨に濡れてしっとりして映る隣の家の屋根の様子も、わたしの騒めく心を静め、安らぐように、平安であるようにと語りかけてくれている。大自然の豊かな交わりの時間。創り主を賛美するときである。こうして自然の一部に慰められるとき、自分も創造主に造られた自然の一部であることに気づかされる。やがては自然に帰るのだから、今から自然と親しくしておこうと。

「新しい歌を主に向かって歌え。主は驚くべき御業を成し遂げられた。右の御手、聖なる御腕によって 主は救いの御業を果たされた」（詩編98:1）。