王権は主のもとに

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一つの国を治めるために選ばれた人には「王権」が与えられます。王様であることを表すもっとも強い力です。その「王権」が私たち一人一人にも与えられています。というのは、私たち一人一人は一つの国なのです。自分の王国をもっているのです。しかし聖書は、その王権は主のもとにあるというのです。すると、自分のすべての権利を神さまに渡してしまって自分は何の発言権もないように受け止めかちですが、そうではありません。私の王国の王権を思い切り主に委ねられるときに、神さまは再びそれを私たちに帰してくださるのです。欲望や野望によって納めるのではなく、平和と愛をもって納められるように大いなる力と共に戻してくださるのです。

「それゆえ、わたしは大いなる集会であなたに賛美をささげ神を畏れる人々の前で満願の献げ物をささげます。貧しい人は食べて満ち足り主を尋ね求める人は主を賛美します。いつまでも健やかな命が与えられますように。地の果てまですべての人が主を認め、御もとに立ち帰り国々の民が御前にひれ伏しますように。王権は主にあり、主は国々を治められます。命に溢れてこの地に住む者はことごとく主にひれ伏し塵に下った者もすべて御前に身を屈めます。わたしの魂は必ず命を得子孫は神に仕え主のことを来るべき代に語り伝え成し遂げてくださった恵みの御業を民の末に告げ知らせるでしょう」(詩編22:26-32)。

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