あるがまま

今見えるもの（現象）は絶対的なものではない。
それらは、やがては必ず変わるものである。
真反対の状況に変わるかもしれない。
今の親友が敵に変わり、今の敵がやがて親友になるように。
今生まれの喜びに包まれているものは、やがては死の悲しみに包まれるようになる。
この世のものすべては朽ち行くものだから。

だから、今見えるものの反対の面にあるものをも見る視点を大切にしたい。
両方を見る目が備われば、必要以上に喜んだり悲しんだりしなくなる。

「不平不満ばかり言っている者にこそ語りかけよう。
行い一つで変えられると」（ヘンリ・デイヴィッド・ソロー）。

主の宮ではすべてのものが「栄光あれ」と言う。
主は構図に植えん座し、主は王としてとこしえに座した。
主がその民に力を与えてくださるように。
主がその民を祝福してくださるように。
（詩編２９：９b～１１）。