啓蟄

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冬の間に地中にこもっていた虫が、
穴をひらいて地上へ出てくるころ。
今、今日は啓蟄。

それなのに、自分だけが出遅れそう。
光り輝く地上の豊かさ、
そのありがたさがまぶしすぎて、
もうしばらく地中にいたいと思う、
闇の子、虫たちからも押しのけられて、
自然に逆らって生きようとする。

「人生には渇ききった時期があるかもしれませんん。
しかしそのときにも、キリストは倦むことなく、
私たちを探しておられます。
そして私たちは、初めて出会ったかのように
キリストを発見するのです。
キリストはご自分が拒絶されるときでさえ、
私たちの傍に留まり続けることを止めようとは
決してなさいません」(Br.ロジェ)。

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闇に捕らえられることがないように、
光のあるうちに歩きなさい。
闇の中を歩く者は、
自分がどこへ行くのかわからない。
光の子となるために、
光のあるうちに、光を信じなさい。

(ヨハネによる福音書12:23)

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