どれほどですか

長生きの時代ではあるけれど、いつまで生きられるかわからない私たちは不安です。その不安を少しでも和らげるために、老後対策としてあれこれと考えます。詩編記者も同じ不安の中にいたようえす。「あなたの僕の日数はどれほどですか」（詩編119:84）と、神さまに聞いています。深い祈りの中で神さまに向かい合っている詩編記者も、不安に落ちいたときにはどうすることもなく暗闇の中をさ迷ってしまうのでしょうか。しかし、「知らない」ということはいいこと。貧しく無知のようで、しかし、シンプルで単純そぼっくな道。導き手に委ねられたその道を、一日、一日歩いていれば、きっと目的地にたどり着くことでしょう。