寄り添う方

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空しくすべてが失われてゆくとき、まるで、すべての人と自分とは何の関係もないように思えるとき、どうして自分だけがこんな苦しみに出遭わなければならないだろうと嘆くとき、その時はわたしの人生の太陽が沈むとき。太陽が沈むとき、沈んでゆく太陽をながめながら昔の人々は、次の日にも太陽が昇るかどうか心配になって、太陽が沈んでいったところに向かって、何度もひれ伏しながら礼拝をしたと言います。次の日も太陽が昇りますようにと切なる願いを込めて。しかし、今は、西から沈んだ太陽は、必ず東から登ることを信じない人はだれもいません。それと同じように、私たちの人生の太陽も、沈んだところからではなく、神さまのおられる方角、希望や喜こびや愛する方角から、必ず昇り始めます。それが神さまが私たちに結んでくださった約束なのです。

東日本大震災で大切なものを失って、今なお深い悲しみの中におられる方々の、その悲しみの中にいっしょしている希望に心を寄せます。

「 雲の中に虹が現れると、わたしはそれを見て、神と地上のすべての生き物、すべて肉なるものとの間に立てた永遠の契約に心を留める」(創世記9:8~17)。

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