神さまの証

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魂の渇きを覚える時、わたしたちは神さまに会いたいと願い、どこか遠いところ、美しいところへ出かけようとする。まるで、真理は遠い国にこそあると思い、聖地のようなところへ行かなければ、決して神に出会うことはできないと思うのである。しかし、神は、わたしのすぐ近くに、わたしが常に触ったり、見たり、聞いたりしていることを通して一緒におられる。美しいもの、窓から差し出す光の中に、寒さの中できれいな花を咲かす白梅や紅梅の中に、親に思いを一所懸命伝えようと必死に泣く子どもの泣き顔の中に、神さまはおられる。近くにおられる神さまに気づかなければ、遠くへ出かけても神に出会うことは難しいであろう。

「神もまた、しるし、不思議な業、さまざまな奇跡、聖霊の賜物を御心に従って分け与えて、証ししておられます」(ヘブル人への手紙2章1~4節)。

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