第3日 一つの体を形づくる

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【黙想】イエスはご自分の死の前夜、ひざまずいて弟子たちの足を洗われました。共に生きることの難しさと、ゆるし、仕え合うことの大切さを知っておられたのです。イエスはペトロに言われました。「もしわたしがあなたを洗わないなら、あなたはわたしと何のかかわりもないことになる。」

イエスは、樹液からぶどうの木の中を流れるように、いのちと愛が私たちの間を流れるよう望んでおられます。それによりキリスト者の共同体は、一つのからだとなるのです。しかし、これまでと同じように今日でも、共に生きるのは容易なことではありません。わたしたちは幾度となく自らの限界に直面します。自分の共同体、家族の中の親しい人さえも愛せなくなるときがあります。人間関係が完全に壊れてしまうこともあります。

わたしたちは数々の新しい始まりを通して、キリストのうちに憐れみの心を身に着けるよう招かれています。神に愛されているという自覚は、自分の力と弱さをもって、互いに受け入れ合うようわたしたちを促します。そのとき、キリストはわたしたちの間におられます。

「わたしがあなたがたを愛したように、互いに愛し合いなさい」(ヨハネ15:12a)。

 

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