何のために？

いったい何のためにこんなにはかない中を人は忙しく騒ぎ回り、
蓄えようとしているのだろう？ 聖書（ルカ12章）で、
イエスさまはある金持ちの話をなさった。
金持ちは、豊作のとき、倉を拡大して、借り入れたものをきちんと収めた。
何年経って飢饉が来ても困らないくらいのものだった。
そして、飲み食いしながら過ごしてもいいと思い、大満足だった。
ところが、「愚かな者よ、今夜、お前の魂は取り上げられる。
お前が用意したものは、いったい誰のものになるのか」と、
イエスさまは、自分のために富を積んでも、
神のために豊かにならない者の愚かさを指摘しておられる。

そうです
あなたが私に与えたのは手の幅ほどの日々。
私の寿命など、あなたの前では無に等しい。
確かに立っているようでも 人間は皆空しい。
人は影のように歩き回り 空しいことであくせくしている。
積み上げはするが、誰が集めるのかを知らない。
（詩編３９：６～７）