存在の意味

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「主は雲の柱から彼らに語り掛け、
彼らは主の定めと、主から賜った掟とを守った」。
(詩編99:7)

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雲、それはあってないようなもの。
いつ形を変え、場所を変え、どこへ流れるのかわからないもの。
その雲の柱とは?
掴みどころのないもの。
しかし、そのただ中からの語りかけをきくということ。

目に見えるものは、やがては、必ず朽ちる。
母も、父も、教師も、詩人も、牧師も、建物も ・・・
すべて形あるものは消えゆく。
形を残し、自分を残そうとするとき、
正しい語りかけはできない。
自分の形を残せない雲のような存在でない限り、
真の語りかけは生まれない。
それゆえ、雲の柱のような存在は、神にのみできる大きな業。

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