梅雨の間

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木々も、木々の間を通り抜ける風も、木々の枝でさえずる鳥も、木間に差し出す光も、沢を流れるせせらぎも、すべて与えられた賜物を用いて神さまを賛美しているのに、今日わたしは神さまを賛美したのだろうか。忙しい心が歩き方に現れて、友人から何度も「ゆっくり」と声かけられる。大自然界の中なのに心は仕事中。気づいてみると、梅雨の間の晴れ日の光に照らされる高尾山は、今日はいつもより輝いていた。わたしも大自然の一部になろうと。

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