昇天

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今日は主の昇天日。昇天して主はどこで行かれるのだろうと思います。死んだらいく天(国)というところ?そこはいったいどこにあるのでしょう。きっと昇天とは、どこかの場所へ移るというより、私たちのただ中にあってこの世のすべての力から解き放たれたところを指しているのではないかと思います。民族間の争いや差別、貧富の差や経済に支配される日々、仕事の量や能力の優劣によって判断されることがなく、男女の差や性的マイノリティのゆえに偏見視されることもなく、コロナ禍のただ中に置かれても恐れを知らない世界。その世界を神の国というのです。そこへイエスさまは行かれます。そして私たちも、今、置かれているところからイエスさまが行かれるそこへ行くことができるのです。自我を働いて得ようとするすべての執着から離れていくことによってです。イエスさまに従う日々の中にその道が示され、その道を見る力が私たちには既に与えられているのです。

「神はまた、すべてのものをキリストの足もとに従わせ、キリストをすべてのものの上にある頭として教会にお与えになりました。 教会はキリストの体であり、すべてにおいてすべてを満たしている方の満ちておられる場です」(エフェソ1:15-23)。

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