聖なる日

「怒っている心をもって過去を振り向かず、恐れる心をもって未来を見通さない。ただ目覚めて今に留まりなさい」という言葉があります。私たちは、よく過去に戻っていく傾向があります。出来なかったこと、傷ついたこと、守られなかった約束・・・そして未来に対しても、コロナがこのままずっと続くのではないだろうか、老後はどうなるのだろう、子どものこと、家族のことで心配や恐れる心で未来を見通そうとするのです。小さなことであっても、長い時間もっていれば重くなり、疲れてきます。その長さの中で私たちの無意識は造られ、恐れと不安を持った心になってゆくのです。

今ここに留まること。小さなことに恐れ、喜び、悲しみ、そして大きなことの前で緊張して振るえる自分に気づくことを繰り返すのです。自分を知る時間です。私は今にだけ存在する者です。神さまも今にだけおられます。神さまと一緒にいる時間は今のみです。それゆえ、今ここに留まることは神と一緒になる聖なる時間なのです。今日が聖なる日になりますように！

「ハレルヤ。聖所で神を賛美せよ。大空の砦で神を賛美せよ。力強い御業のゆえに神を賛美せよ。大きな御力のゆえに神を賛美せよ。角笛を吹いて神を賛美せよ。琴と竪琴を奏でて神を賛美せよ。太鼓に合わせて踊りながら神を賛美せよ。弦をかき鳴らし笛を吹いて神を賛美せよ。シンバルを鳴らし神を賛美せよ。シンバルを響かせて神を賛美せよ。息あるものはこぞって主を賛美せよ。ハレルヤ」（詩編１５０編）。