帰れ

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今このままで尊いのは、ほかだれでもなくわたし自身なのに、自分だけがその事実に気づかない。関心がないのだ。なぜなら、長い間、奴隷のように守ってきた固定概念に執着しているから。「~すべき」ことは一つもないのに無数の律法を無意識の中に刻んで守ろうとしている。固定概念を手放して、自分自らが今の自分を尊べるとき、すべきと思っていたことは、もっと良い形で実現されてゆく。この秋、自分を守るために葉っぱを落としていく木々からも学びたい。

「あなたは人を塵に返し『人の子よ、帰れ』と仰せになります。千年といえども御目には昨日が今日へと移る夜の一時にすぎません」(詩編90:3~4)。

 

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