キリストの心(教会だより2023年4月号)
2023.4.12

「強く、雄々しくあれ。」

あなたの命の続くかぎり、誰一人あなたの前に立ちはだかる者はいない。私がモーセと共にいたように、私はあなたと共にいる。あなたを見放すことはなく、あなたを見捨てることもない。強く、雄々しくあれ。私がこの民の先祖に誓い、今この民に与える地を、彼らに受け継がせるのはあなただからだ。ヨシュア記1章5、6節(聖書協会共同訳)

当法人の保育園では、毎月の聖句があります。それは、キリスト教保育連盟が用意してくださったものです。その聖書の言葉から、毎週園児にお話をします。
3月は「強く、雄々しくあれ。」、ヨシュア記からとなっています。3月は卒園式もあり、そこでの聖書の言葉も同じものとなります。法人内の保育園は、私の出席の都合もあり、3月になったら卒園式が毎週あります。そこで牧師として、聖書からお話をします。

ヨシュアは、この言葉をモーセの後継者として、神さまに召しだされた時に、神さまに言われました。モーセがこれまでにしてきた偉業を受け継ぎ、約束の土地へとイスラエルの民を導き入っていく。その大役を引き継ぐということで、不安がいっぱいだったことでしょう。自分で大丈夫なんだろうかと思ったことでしょう。その思いを払しょくするため、神さまがあなただと認めるその言葉でしょう。

この言葉を語るために、自分の中で思いめぐらした時に、改めてこの言葉で自分が強められました。様々な機会で、人前で話すことがあります。その時に神さまはこの言葉を私にも語ってくださる。私も神さまに認められて、用いられているのだと改めて思いました。

「強く、雄々しくあれ。」神さまが私たちを用いてくださいます。先へと導いてくださいます。

(大船ルーテル教会牧師 松川和義)