議長だより(教会だより2026年3月号)
2026.3.17
いま私たちは四旬節(レント)の期節を過ごしています。レントは、主イエス・キリストの十字架の受難への道のりを、特に私たちの日々の歩みと思いの中心に据えて過ごす時です。私たちの罪を贖うために主イエスが負ってくださった十字架の苦しみと、その主の十字架の死によって、私たちに「罪の赦し」が与えられ、新しい命に生きる救いへの道が開かれたことを、私たちは自らを主の前にへりくだって、深い感謝をもって受け入れていくのです。
教会の伝統においても、レントの40日の期間は、信仰に導かれた者がキリストの体なる教会に加えられるための洗礼の準備の時として、また、信仰共同体から離れていた者たちが、悔い改めと赦しを通して再び和解を与えられて教会の交わりへと回復される時として、大切にされてきました。
私たち一人ひとりが、イエス・キリストの福音が告げ知らせる神の慈しみと罪の赦しとを思い起こし、自らをかえりみ、悔い改めと祈りと愛の献げものによってこの期節を守ります。神のみことばに親しみ、これを味わいつつ、切に祈りを合わせていくのです。
このレントの歩みを通して、十字架の恵みをあらためて心に刻み、十字架の苦難を通しての復活の希望へと導かれたいと願います。主が共にいてくださることを信じつつ、教会として互いに祈り合いながら、この時を大切に過ごしていきたいと思います。キリエ・エレイソン——主よ、憐れんでください。
江本 真理
