議長だより(教会だより2022年11月号)
2022.11.17

11月に入り、一年が終わろうとしています。教会暦では、11月の最後の週で年が改まり、待降節に入っていきます。待降節はクリスマスを待ち望む季節ですが、主の再臨を待ち望む季節でもあります。イエスさまが再臨されると聞くと、世の終わり、神さまの裁きを連想して、少し恐ろしさを感じる人もいるかもしれません。私たちは、罪人なので、神の裁きときくと、自分の罪が露わにされ、罰せられるかどうかで心がいっぱいになってしまいます。しかし、裁きというのは、不当に扱われていた人が、正当な状態に戻されることでもあります。本来あるべき姿に正されるのが、神さまの裁きです。私たち自身が、人に対して不当なことをしていれば、正される側になります。その時は、イエスさまの贖いを信じて、素直に罪を認めて、悔い改めましょう。それよりも、不当な扱いを受けていた人が、本来のあるべき姿に戻されることを喜びましょう。

イエスさまが再臨されることを祈りましょう。世が正されることを祈りましょう。イエスさまが再臨されなかったとしても、今不当な扱いを受けている人が、正されていくように祈りましょう。

吉田達臣