議長だより(教会だより2022年10月号)
2022.10.21

9月13~16日の日程で、ILC(国際ルーテル協議会)の世界会議が、ケニアのキスムで行われ、教団議長として出席してきました。講演や礼拝が行われ、キスムにある神学校や教会も見学しました。この会議は、ミズリー系のルーテル教会の議長などのリーダー同士の交流の機会として3年に一度行われているものです。今回はコロナがあったため、4年ぶりの開催でした。

ケニアに向かう飛行機は便数がそれほど多くはなく、乗り継ぎがよくないせいもあり、行きも帰りも2日がかりでした。ただ、苦労していったかいはありました。改めて感じたことの一つは、直に会うことの大切さです。直に会わなくても情報交換はできますが、なかなか親しく離れません。親しくならなければ、本当の意味で相手の立場に立って考えるということを本気ではできないと感じました。

キスムのルーテル教会を訪れる機会がありましたが、その教会の活動の一つが、ストリートチルドレンを親と再会させ、和解に導く、というものがありました。和解のために有効なこととして、礼拝に出てもらうことだと語られていました。イエスさまの教えの中心に、愛があり、赦しがあり、和解があるからだと言います。

遠い国の兄弟姉妹が、尊い働きをしていることを知り、とても励まされましたし、これからも祈っていこうと思いました。

吉田達臣