議長だより(教会だより2022年6月号)
2022.6.13

議長だより

 6月の主日は聖霊降臨祭、ペンテコステから始まっていきます。教会の始まりは、残された弟子たちのイエスさまの思いを受け継ぐ遺志によってはじめられたのではなく、あくまでも聖霊の働きによって始められ、神さまによって始められたということが聖書に書かれています。

 コロナの感染拡大はおさまったとは言えませんが、重症化率が低くなったせいか、まん延防止等重点措置も出ておらず、少しずつ日常が返ってきているようです。札幌では旅行者の姿もよく見られるようになり、2年間休止していた催し物も再開していました。

 5月の教会だよりを読むと、いくつかの教会で、行事が行われている記事を読むことができました。教会にも少しずつ日常が戻り、活気が戻ってきつつあります。行事などを毎年続けて行っていた時は、普段服を着替えたり、歯を磨いたりするように、半ば無意識で、いつものように準備をすることができました。ただ、2年のブランクが開くと、どのような準備が必要で、何をしていたのか、分からなくなっているものもあります。ですから、再開するときには、余計にエネルギーが必要になります。そのため、再開するのが、少しおっくうになります。

 まずは、神さまの力が与えられることを祈ることから始めなければなりません。聖霊が教会に働いてくださることを、祈り求めましょう。いつも絶え間なく、神さまの力は、教会に働いていてくださいますが、教会に日常が戻りつつあるならば、より大きな力が働き、私たちの教会がより大きく用いられるように祈りましょう。

吉田達臣