議長だより(教会だより2022年3月号)
2022.3.14

議長だより

 3月になりました。3月は地区によって季節感が違うと思います。沖縄ではもうとっくに春でしょうし、北海道ではまだ春とは言い難い。私自身は、北海道に住んでいますが、3月は雪がようやく解け始める頃です。でも、雪が解け始めたら、もう春と言いたくなります。北海道に住む人間は、早く春になったと言いたい。それは冬が厳しく、長いからです。ただ、その分、春になった喜びはとても大きいです。

 今私たちは、早くコロナが終息したと言いたくなっていると思います。コロナが長いからです。でもその分、コロナが落ち着き、日常が少しずつ戻ってきたときには、大きな喜びがあると思います。

 今、教会は、四旬節、レントの時期を過ごしています。英語のlentの語源をたどると、「長い」という意味と「春」という意味があるようです。「長い」と「春」は、全然違う言葉のようでもありますが、春になると日が長くなるからだと辞書には書いてありました。ただ実際、レントは長く感じます。人によっては、このレントの期間に、自分の好きなものを我慢するという習慣を持っている人もいます。そういう人にとってはなおさら、レントが長く感じられると思います。でもその分、イースターを迎える喜びも大きくなると思います。四旬節は、受難節とも言われ、イエスさまが十字架に向かっていく道を歩む季節です。でもその道は、十字架で終わるわけではなく、復活に続いていきます。復活の主を信じて、この季節を過ごしていきましょう。

吉田達臣