議長だより(教会だより2021年11月号)
2021.12.22

緊急事態宣言が解けて、今まで休止していたいくつかの活動が再開してきました。正直な思いは、けっこう疲れるな、という感想です。活動の少なさに、身体も心も慣れてしまった気がします。礼拝もオンラインのみであったのが、久しぶりに教会で礼拝をするとなると、少しおっくうに感じる信徒の方もいるようです。ただ、やはり実際に教会で兄弟姉妹と礼拝をすると、喜びがあり、一体感があり、神さまを近くに感じる。楽して失っていた喜びがあるのだと、改めて感じます。
私は赦されている、私は愛されている、私は祝福されている、と心の中で何度も唱えるより、目の前の人が、神さまの教えに促されて、あなたは赦されている、あなたは愛されている、あなたは祝福されている、そう語られる声を聞くほうが、はるかに大きな力を持っています。
私の教会では、賛美歌を歌うことも、式文を唱えることも控えていましたが、先日から再開をしました。兄弟姉妹の賛美歌を歌う声を聞くと、賛美歌は自分で歌うものでもあるけど、兄弟姉妹に歌ってもらっているものだと感じました。兄弟姉妹の歌う賛美歌に、心動かされる思いをしました。式文を唱えること、賛美歌を歌うことは、それだけで神さまと兄弟姉妹に奉仕していることであり、奉仕してもらっていることなのだと思いました。
奉仕してもらえる喜び、奉仕する喜びをより近くに感じるため、少し重くなった腰をあげていきたいと思います。

吉田達臣