副議長だより(教会だより2025年10月号)
2025.10.15

 ルターハウスリトリートが行われました。リトリートの内容は別途報告がなされますので、ここではルターハウスの紹介をします。ルターハウスは、調布のアメリカンスクールの前に立地し、かつてLCMSの宣教師の子どもたちの共同生活の場として用いられていました。その後、私たちNRKの神学生寮として用いられ、さらに宗教改革500年事業として、みなさんからの尊い献金をいただいて新築されました。個室や家族室、そして研修室やホール、礼拝堂や黙想室、広い台所も備えたとても立派な施設です。

 ルターハウスは、ただの「神学生寮」としてだけでなく、3つの大きな役割を持っています。一つは今述べた神学生寮として、つまり教職者養成のため、三鷹の神学校に通う、また神学院のプログラムの中にある学生が共同生活をして、ともに祈り食し語り合って、将来の働きの備えの日々を過ごします。二つ目は信徒教育です。信徒たちが学んだり交流したり、またジュニア・ユースのプログラムを実施したり、NRKの地域教会に通う信徒が近隣の学校に通うために神学生と一緒に共同生活をしたり、そうした利用がなされています。みなさんもぜひご活用ください。そして三つめは、教職者の継続教育です。牧師たちが神学校を卒業後も学び続け、互いに励まし合う場として、ルターハウスが用いられます。リトリートもその一環です。今年も、みんなで一緒によく学び、よく食べて、よく祈り、夜遅くまで語り合い、とても励まされて、それぞれの現場に戻りました。感謝します。

白井 真樹