宣教総主事の斎藤衛です。宣教総主事の職務はきわめて重いものと思っています。それに、どこまで応えられるのか正直言って分かりません。しかし示された働きですから主の御声を尋ね求めながら歩むしかないと腹を決めています。主はご覧になっていて、すべてご存知なのでしょう。ならば、語りかけてください、助けて下さい、主がお働き下さい、そういう心境です。「沈黙なさらないでください」と祈りつつ働こうと思っています。
幸い私一人で働くわけではないことが喜びと楽しみを与えてくれています。粂井議長は三人の宣教主事をも任命してくださいました。士反先生、吉田先生、梁先生。仲間で教団全体のことを考え、働くことができるのは幸いです。そしてNRKの教会に連なる兄弟姉妹の皆さんが、さらにもう一つ輪を広げた仲間だと思っています。
日本ルーテル教団の今期三年間の宣教計画は、『キリストの体として歩む教会』という主題のもと、「一つの部分が苦しめば、すべての部分が共に苦しみ、一つの部分が尊ばれれば、すべての部分が共に喜ぶ」( コリント1一二章二六節)の聖句を掲げ、「①共同宣教・共同牧会の実践、②多様な福音宣教者の養成③韓国ルーテル教会との宣教協力の推進」を推し進めることと総会で決められました。今までは誰かがやっていてくれたかもしれませんが、いよいよ自分たちで立ち上がるときとなりました。
社会も教会もそして私たち一人ひとりにも言い知れぬ困難があります。果たしてそれを恵みとする福音の底力をNRKの諸教会で見出してゆけるのか、ここに今立たされたのだと思います。教職の減少、教勢の下降、新たな献身者を生み出さねば等々、困難は尽きませんが、私たちのそれぞれの教会の困り具合も、教団の困り具合も主は分かっておられる。だから、ここからこそ、福音の真の味を持った教会と教団が生まれてくると信じています。そのために主が働いて下さると。
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